なんと1年半Myブログから遠ざかっていたのですね。
もう、誰も見てくれていないと思いますが、またぼちぼち始めようと思います。
思い起こせば1年半の間に色々なことがありました。まず、我が家の愛犬アポロが死んでしまったこと。
遺体をいつも連れて行っていた実家に運び、みんなで通夜をしてから家に連れて帰り、近所の方をお呼びして葬式をしました。もちろん葬儀やに来ていただき、お経も読んでいただきました。骨壺は家の祭壇に安置してあります。
9月21日が命日です。もうすぐ一周忌です。次の犬は娘がいやだと言うので飼っていません。
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by 7hikinokoyagi
| 2016-07-26 17:47
| ファミリー
2月21日(土)~22日(日)安曇野在住のHさん夫妻と4人で白馬岩岳にスキーに行った。
スキーは2シーズン前、志賀高原に行って以来である。久しく訪れていなかった白馬方面、そこは昨年地震で大きな被害にあったが、もう復旧しているのだろうかと少々心配した。
早起きして5時前に出発し、7時前に安曇野で合流し2台で白馬に向かった。土曜日はすばらしい快晴で、近くにそびえる冠雪の白馬連峰は、最高の姿を現わし圧倒された。

スキー場は地震の風評などまったく感じられないくらいの人出でにぎわっていた。後で聞くと、今シーズン最高の人出だったのだそうだ。
白馬岩岳スノーフィールドは、標高750m~1289mで、高低差539m、二つのエリアからなるお隣の八方尾根スキー場よりもコンパクトなスキー場である。
Hさん夫妻とは2年半ぶりの再会で、信濃森上の民宿に宿泊して、それぞれの仕事や家族のこと、孫のこと、共通の友人のこと等、いろいろと話をしながらスキーを楽しんだ。

ところが、1日目は久しぶりのスキーで、私の脚力がついていかない。1日合計1万歩のウォーキングを毎日心がけているが、歩くだけではあまり鍛えられない大腿四頭筋(膝上の筋肉)がついにはツッてしまい、悲鳴をあげた。
私が嘆くと、なんと!私以外のみんな、機能性のスポーツタイツを履いていると言うではないか!ずる~い!それは何なの~?
それは、テーピング理論をタイツに導入した、筋肉疲労を軽減するコンディショニングウェアであった。腰、関節、筋肉等をサポートするもので、これを履いてランニングや登山などの持続性運動をしても疲労感が少ないという。もちろんスキーにも有効だろう。
家内が着用しているのはワコールのCW-Xというもの。ワコール?男性とは縁のない女性用下着メーカーではないか!
Webサイトで調べると、イチローや田中将大がCMキャラクターをしていて、男性ものも各種ラインナップが充実している。ランニング愛好者では人気ナンバーワンとのこと。そういえば、昨年応援に行った鉄友のCさん(福岡在住)が東京マラソンを走る際、それらしきものを着用していたのを思い出した。なるほど、あれか!

それでは私もと、さっそくデパートで試着したら希望するタイプを置いていない。取り寄せに日にちがかかりすぎるので、Amazonで見たらなんと翌日配送可能。サービスの差が大き過ぎて、通販にはとてもかなわない。
少々お高いのが玉にキズだが、能書きで選んだCW-Xエキスパートモデル、翌日の夜には届いたが、その効果を次のスキーの機会で確かめてみたいものだ。
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by 7hikinokoyagi
| 2015-03-02 21:25
| スポーツ
オリジナル楽器や奏法で古典派楽曲を専門に演奏するOLC(オーケストラ・リベラ・クラシカ)の定期公演を1年半ぶりに聴きに行った。
今回は、第32回定期公演で、今まで取り組んできたベートーヴェンの交響曲シリーズが一つ進み、交響曲第4番の演奏がメインである。
指揮者の鈴木秀美さんは、「第九までやりたいですね。でも費用が大変なんです。」と、かつてCDにサインをいただいた時、「ベートーヴェンの交響曲は、最後まで演りますよね?」という半ば要求のような私の質問に答えてくれた。
確かに、交響曲の番号が大きくなるについて楽器の種類も数も増えて、編成が大きくなる。第九になると、独唱者、合唱団まで必要だ。

会場は、ここ数年演奏会拠点になっている上野学園石橋メモリアルホール。このホールは、座席数約500と小規模だが、響きがとてもクリアで聴き心地の良いホールだ。天井が高く、空間が大きいので音の許容量もあり、小編成のオーケストラにも適していると思われる。

プログラムは、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番(独奏は若手バロック・ヴァイオリン奏者の佐藤俊介さん)、ハイドンの交響曲第67番、そしてベートーヴェンの交響曲第4番である。
まずは、モーツァルトから。佐藤さんのバロック・ヴァイオリンの音色は、ガット弦(羊の腸)特有の柔らかい音で、やはり現代楽器とは明らかに異なる。鋭い切込み感はないが、倍音成分の多い素朴で複雑な音色である。これが味わい深い。演奏は文句なし、オリジナルのカデンツァも楽しめた。
ハイドンのこの交響曲はあまり有名ではないが、ハイドンの若い番号の交響曲を演奏することをオーケストラの活動目標としていた指揮者のセンスが光る好演であった。
休憩を挟んで、本日のメイン、ベートーヴェン交響曲第4番。始まるや、これは速いと感じるテンポで、たたみかけるような演奏。パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマ―フィルの演奏を彷彿とさせる、攻め込むような力強い演奏で、従来のやさしい軽い雰囲気の演奏ではなかったのが私の好みと合致した。

管楽器群は、オリジナルの古楽器で、バルブなしのトランペット、ホルン、木製のリコーダーのようなオーボエやクラリネットなど演奏が難しいと思うが音には安定感があった。管楽器は、ほとんどが外人の名手達でまったくの杞憂であった。
今回の公演もレコーディングが入っているようで、アルテ・デラルコ(弓の芸術)レーベルから半年後くらいにはCDが発売されるだろう。楽しみである。
さて、OLCのコンサートのあと、今日は折角だから、夜、演奏会のはしごをすることにした。夕食をとり、TE27さんご夫妻もお誘いして、午後7時から池袋の1つ先、有楽町線要町にある現代ギター社4階のGGサロンという小さな演奏会場へ。
小暮浩史さんのCD発売記念ギターリサイタルを聴きに行った。9月のギタークラブ第20回OB演奏会で、招待演奏していただいた方である。彼の演奏は、CDよりも生が相当おもしろいと感じていたからだ。

会場に着くと、なんとクラブ同期のF君夫妻が来ていた。彼は現役時代は演奏の名手だったが、今は全く弾いていないそうだ。これで再びやる気になってくれればと期待している。
さて、小暮さんのリサイタル、GGサロンに80名が詰めかけ、もう満員である。熱気で相当暑かった。いや送風音を避けるため冷房をきかせていなかっただけか。
演奏はバロックから始まり、時代順に現在曲へと進められた。特に後半の中南米のジャンルが楽しめた。アンコールのアストラ・ピアソラの曲もよかった。やはりCDよりも生演奏のほうが彼の演奏は楽しめる。
12月には東京国際ギターコンクールに再挑戦するという、是非頑張ってほしいものだ。
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by 7hikinokoyagi
| 2013-12-31 20:00
| コンサート
胃カメラの検査を終えた1週間後の9月下旬の土曜日、毎年恒例の人間ドックをWoodpecker-Mとともに受けた。
今年は、胃の検査を先に済ませたので、バリウムを飲んで胃部X線検査をすることがなく、昼食をおいしく食べられた事が本当によかった。バリウムを飲んだ直後の昼食ほど気持ちの悪いことはないのだ。
さて、その結果、今回初めて意外なことを指摘され驚いた。眼底検査の項目で検査成績表には意味不明な文字が書かれていた。
「両乳頭陥凹疑」 この暗号のような文字列はいったい何だろう?
これを解読するとこうなる。「両目の眼球内で、視神経の集まる乳頭部分(盲点のところ)が凹んでいる疑いがある。」という意味で、それがどーした?というのだろう。
しかし、よく調べてみると、のん気にどーした?などと言ってる場合ではないことに初めて気が付く。進行すると次第に失明に至る「緑内障」の可能性があるという意味であることがわかり、愕然とした!
いろいろ調べて、この検査結果と緑内障の因果関係を少し理解した。視神経を束ねる乳頭部分が陥凹する(へこむ)と、そこが圧迫され、網膜に張り巡らされた視神経が機能しなくなるのだ。つまり視野で見えないところが生じてくるという事になる。これは恐ろしい。
緑内障の原因は、眼圧が高いことであることが分かったが、眼圧が高いと視神経乳頭部分が凹むという関係にある。眼圧とは、目の内部の房水の圧力である。
ところが、私の眼圧の測定値は正常範囲内であった。しかし、正常眼圧でも緑内障になる人も多いらしい。これがなぜなのかが、私にはよく理解できない。
添付されていた指示書には、「眼科で精密検査を受け、視野検査を行ってください」と記されていた。
早速、最悪の結果を頭の片隅で想定しつつ、やや憂鬱な気持ちで、眼科へ向かった。わからないことは医師に聞くしかない。
また最初からいろいろな検査が始まった。視力、眼底、眼圧の各検査をしたあと、医師の診察を受けた。光を当ててレンズで視神経乳頭部を観察してもらうと、「右目は確かに少し凹んでますねー。左目は大丈夫です。」とのこと。片目は助かったと思った。両目の失明は深刻すぎる。
緑内障であるかどうかを判定するため、視野検査を行った。この検査は、手間と時間がかかる。視野をどう検出するのかと思ったら、球体の中に顔を突っ込んで、正面1点をまっすぐ見つめながら、球体内部の光る点が見えたらボタンを押すという検査である。球体内で、白いスポット光が視野の周りで点灯していくので、それが見えたらスイッチを押す。点灯ポイントは多く、片目で10分ほどかかり、かなり根気が必要でこれは疲れた。視野のどこが見えるかを検出するのだから、光る点が視界内に多数ないと、データが取れないわけだ。1秒に1回点灯で10分間だから、600ポイントということになる。
その視野検査の結果を見せてくれながら医師の説明を受けた。見えていなかったポイントがドットで示されていた。これをどう読み取るのか?
判定としては、ポイントの分布が、眼底での視神経の分布方向と一致が見られないので、「緑内障ではない。」ということであった。なるほど、やっと視野検査の意味が分かった。ランダムな見えないポイントの存在は、この病気とは無関係という事だ。
私の疑問点、眼圧が正常でも緑内障はなぜ起きるのか?について、先生は、「人によって視神経の眼圧に耐えられるレベルが違い、人によっては弱い視神経の方もいるから」とのことだった。
この結果が出たので、なんとかホッとしたが、歳をとると体の不具合はどこかに出てきて当然だろう。これから、どこがどうなることやら、先が思いやられる。
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by 7hikinokoyagi
| 2013-10-30 23:12
| 健康
大学のギタークラブOB演奏会も回を重ねて今年第20回を迎えた。よく続いているものだ。今年は9月22日(日)の午後、キャンパス内の会館ホールで開催された。
独奏、重奏、そして合奏の演奏で、日頃の練習成果を演奏披露するのだが、我々の出演する合奏は、今回はボサノヴァをテーマとして4曲演奏した。今まで、ボサノヴァは、リズムが難しいので敬遠してきたが、いつものメンバーの演奏能力から判断して、今年は取り組むことにした。

独奏者は10名、現役はクラブ部長が演奏を披露する。それに三重奏1組(タンゴを3曲)、休憩を挟んで現役合奏、OB合奏がプログラムに設定された。
今回は、このあとにいつもとは異なるスペシャル演奏が用意された。新進気鋭の若手プロの招待演奏だ。マンネリからの脱却の一環として役員会で検討し実現したものだ。OB会員と縁があって、7月にCDデビューしたばかりの小暮浩史さんに演奏を依頼することができた。
さて、演奏会は独奏から始まったが、最近はOB会員の中に努力の結果、高い演奏レベルに到達し、アマチュアギターコンクールに総合優勝する方や、プロを目指しオーディションに合格してスペインへ修業に出る方まで現れてきた。実に喜ばしいことで、素晴らしいと思う。今回は、その2名の演奏も聴くこともできた。
8月に開催された第5回中部日本アマチュアギターコンクール(名古屋市で開催)に総合優勝したYukioちゃん(Woodpecker-Mと同期)は、2曲演奏した。
まずは指慣らしか、F.タレガ作曲の「ラグリマ」。初心者もよく弾く小品だが、これをまともな作品としてきちんと弾ける人は実は少ない。これを彼はなかなか見事に弾きこなした。旋律ラインと伴奏部の弾き分け、旋律の丁寧なアーティキュレーション、第2テーマとの対比など、素晴らしい音楽的表現であり、それを演奏に反映させる余裕の技量を有していた。
メイン曲のN.コスト作曲「アンダンテ 作品39」これも同様だ。よく歌い演奏者が何を表現したいかがよく伝わるので、聴いていて楽しくなる。ここ数年、ホールのコンサートに出演したり、何度もコンクールに挑戦した成果が見て取れる演奏だった。
合奏は、8月と9月の日曜日に行った2回の練習会で仕上げなければならず、なかなか苦しかったが、なんとかボサノヴァの体裁が整えられた演奏に仕上がった。しかし、なかなか合奏全体が一体となってリズムに乗るのは難しい。
独奏は、ギター教室などで先生について指導を受けている方は、音がしっかりしていて、曲がよく弾きこなされており、音楽として聴き手に伝わってくる。先生や他の人に聞いてもらい、いろいろと指摘を受けることが向上につながっていると思う。
楽しみにしていた招待演奏の小暮浩史さんの演奏。
7月発売のデビューCDをすでに購入して聴いていたので演奏はわかっていたのだが、生の演奏は、多少の荒々しさがあるものの、CDを上回る説得力で迫ってきた。オーソドックスなクラシカルな曲よりも、特に中南米系(キューバ、アルゼンチン等)の曲では、特にセンスが光り、備わった演奏テクニックを駆使し十分表出しており、大いに楽しませていただいた。
他のOB会員からも様々な賛辞が多くあり、初めてOB演奏会として、プロギタリストを招いて演奏を聴く機会を持ったことは成功したのではないだろうか。
来年の合奏曲のネタをどうしょうかと思い始めたとき、Yukioちゃんからタイムリーな提案を受けた。以前CDをいただいていた武満徹の歌曲集(武満徹ソングブック)の曲目からセレクトしてはどうかという話。私もこれは面白いかもしれないと思い、早速CDの曲目を吟味することにした。

武満徹と聞くと、大抵は不可解で無機質に聞こえる現代音楽を想像してしまうが、歌曲や合唱曲は、なかなかゆったりと楽しめる佳曲が揃っている。さっそく選曲し、腰を落ち着けて編曲に取り組むことにしよう。
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by 7hikinokoyagi
| 2013-10-29 23:41
| コンサート