新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、年末年始にかけて、Woodpecker-Mの信州の実家に帰省してきた。大晦日からの寒波で、さすがに、長野県の南側とはいえ寒く朝方はマイナス7℃の世界。お目当ての中央アルプスの山々は、すっかり雪化粧して迎えてくれた。
私は、せっかくの地の利を生かして、山さえ見えれば、早朝、1人早起きして飯田線の撮影に出かけていた。車で15分以内に良い撮影ポイントが何箇所かあるので、すばらしい西駒ヶ岳(木曽駒ヶ岳)や、南駒ヶ岳の姿を、飯田線を走る電車と絡めて撮影することが出来る。
上の写真は、駒ヶ根市の南、飯田線の田切-伊那福岡間にある中田切川橋梁を渡る119系電車と後ろは南駒ヶ岳の山々。大晦日早朝の撮影
次の写真は、同じ区間の築堤にて、先ほどの北側の山々を背景に撮影。積雪の山は西駒ヶ岳(木曽駒ヶ岳)。映画「聖職の碑(いしぶみ)」の舞台である。ロープウェイで行くことのできる千畳敷カール(氷河で削られた凹状の地形)が積雪の左側に見える。その中で一番高くとんがったピークが宝剣岳だ.
さらに視点を変えて、線路際から、望遠で背景の山々を引き寄せて正面から撮影
山の撮影は、早朝から午前の早い時間帯が勝負だ。天気の変化は早い。午前9時を過ぎてくると、水蒸気で霞んだり、雲がかかってくる。そこで、山の朝焼けを撮影しようと、頑張って早起きしてトライしてみたが、これがなかなか難しく、朝焼けのほんのわずかな時間帯に、そのタイミングで電車は来てくれない!まずは、夜明け前に撮ったのがこの写真。空が白み始めて山が姿を現した。
それでも、何とか、うっすらとした朝焼け気味で撮ることができたのがこれ。背景は、南駒ヶ岳。七久保-伊那本郷間のカーブにて。
とにかく、夜明け前からの撮影はとても寒く、防寒対策しても電車の待ち時間が本当に辛い。おまけにカメラのリチウムイオン・バッテリーの電圧降下が早くて困る。撮影時、バッテリーは予備を含めてフル充電済みをいつも4個持参しているが、午前6時から10時の撮影ですべて使い果たしてしまう。懐炉を使うか、ふところに入れて暖め、電圧を回復させるしかない。
この年末年始の天気は、荒れ模様だったが、何とか晴れてくれた日もあり、真冬の中央アルプスを堪能することができた。